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「本当さ。あぁ、彼女に触れたい…あの美しい髪、美しい顏…なぜ、彼女の隣にいるのがぼくじゃないんだ…」
「…シャルさん、今までこの人に会わなくてよかったですね…。しかも、閣下に聞かれてなくて、本当によかったですよ…」
クロエは、あたしが見ていることも聞いていることも知っている。
みんなにも話したのだけれど、この勘違い男はあたしの顔だけしか見ていなかったようで、全く話を聞いていなかったらしい。
ある意味、好都合ではあるよね…。
みんながつけているノンホールピアスが、あたしに直接連絡できる手段である。
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