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また、あたしからみんなに連絡することもできる。
要は無線だ。
あたしは実家用のピアスの上にあるピアスに、魔力を込めてナズナに通信連絡する。
《ナズナ》
《どうした? 何か問題でも起こったか?》
心配そうに聞いてくるナズナに、あたしは否定の意を伝えた。
《ううん…私用なんだけど…ただ、無事に帰れたら慰めてほしいの》
《どうした?》
《いやぁ…グレゴワールが気持ち悪くて》
名前を告げると、ナズナから怒りの波動が伝わってくる。
《奴め…やはり処刑をしなければならないか》
《そこまでしなくても》
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