1007人が本棚に入れています
本棚に追加
/1480ページ
「まるで、君の奥方は宝石のようだ。彼女は、何人もの男達をたぶらかしてきたんだろう? ナズナくんもそれに引っ掛かった。それでは私の元に来ても、なんら問題はないじゃないか」
ナズナの肩が震え始める。
無言で肩を震わせるのは、怒りを我慢している証拠だ。
「なら、君たちの国に進攻するの止める代わりに、奥方をくれないか? 叔父上にそう言ったら、喜んで彼女をくれるだろう?」
「…サンダーボルト・アレンジ‼」
瞬時にレイピアを引き抜き、アレクシスに雷撃を放つ。
それを紙一重で避けた彼は、ニヤニヤ笑いを止めていなかった。
最初のコメントを投稿しよう!