隣国戦争

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「それは勘弁してほしいな…シャルには生きててもらいたい。無論、死ぬつもりもないさ」 刀を鞘から引き抜き、アレクシスに向ける。 「勝利の女神である、お前がいるんだ。負けるわけがない‼」 ナズナはそう言い、アレクシスに斬りかかっていく。 上段から切り下ろしたかと思えば、体を捻って蹴りを見舞わす。 そのまま相手の脇腹に見舞った反対側の足を叩き込んだ。 「がっ…‼」 彼の動きは、まるで舞っているかのようで。 アレクシスは反動で吹き飛んでいく。 「はっ…ははっ…いやぁ、強くなったね、ナズナくん…」
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