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「………はぁ」
ナズナが盛大にため息を吐く。
それに困惑したアレクシスは、ナズナに尋ねた。
「どうしたんだい? 自暴自棄にでもなったのかな?」
「俺の手で決着をつけたかったが…どうやらそうもいかなくなったらしい。アレクシス、自分の不運を呪え」
ナズナはあたしに目を向けると、苦笑した。
「いつまで捕まっているつもりだ、シャル? それとも、そいつの方がいいか? …言っててなんだが、妬けてくるぞ?」
「馬鹿なこと言わないでちょうだい。あたしは貴方だけいればいいのに」
あたしは彼に告げると、アレクシスへバレないように、体をいじる。
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