隣国戦争

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ナズナと会話しているのは、ただの時間稼ぎだ。 「そうか? 世界最強の女だよな、お前」 「だから何よ。後で貴方も酷い目に遭いたいの?」 聞くと、顔を横に振る。 なら言うなよ、馬鹿野郎。 「随分と余裕だね…まぁ、最後の別れだ。存分に語らうといいよ」 「そう、ねっ‼」 あたしは背中から無数の針を出現させる。 それは奴の体を文字通り串刺しにした。 「なっ…⁉」 驚いた声をあげるアレクシスに、あたしは冷たい目線を投げ掛ける。 一歩前に出て針をしまうと、奴はその場に崩れ落ちた。 「お前は…いったい…」
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