修学旅行で新婚旅行?

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事実だと判明し、あたし達は城へと運ばれている最中だと言うわけだ。 ただし、手の拘束は解かれていないが。 「申し訳ありません、女王様に会うまでですので、ご容赦を…」 「構いませんよ。大体、何がなんだかわからないんで…」 馬車二台連なって向かっている。 前方の馬車にはナズナが、後方にはあたしが乗り込んだ。 乗り込むとき、ナズナが駄々を捏ねたので冷たい目をして黙らせてやったが。 「しかし…我が国の宝剣が、貴女方に反応するとは…」 女性兵士が、苦笑してあたしを見る。 あたしもそれに苦笑で返した。
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