王都

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喧嘩勃発しそうになるのを、旦那様が止めた。 「やめんか、二人とも」 「ですが、父上…!」 「止めんな、親父‼」 「シャルが驚いているだろう。私たちが王族だと言うのは、初めて話した事だ。驚くのも無理はない。大体だな、ナズナ。お前は王位を継ぐというのをなんだと」 「あーあー、うるせーっての。わかってんだよ、んなことは」 ナズナが次の王…。 うわ、悪政にならないか不安なんだが。 「兄さんに継がせるなんて、僕は反対です。財産を全て使い尽くすに決まってます!!」 「んなことするわけねぇだろ!?」
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