王都

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「しかし、娘同然だといってもだ。やはり、外部の者を一緒に連れていくわけにはいかぬ」 「まぁ、当然ですね」 「というわけだ、ニーナ」 旦那様、もとい陛下がメイドさんの一人に声をかける。 「ニーナに勝つことができるなら、親衛隊の一人ということで王都に連れていける」 「陛下。それでは私にわざと負けろと言っているように聞こえますが」 ニーナさんは、はじめっから見ていて思ったが…スッゲー無愛想。 任務に忠実なのはわかるんだけど…なんか怖い。 「そうは言っていないだろう」
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