王都

11/14
前へ
/1480ページ
次へ
その時にはあたしも、与えられた剣を抜いていた。 高嶺舞のステップを踏みながら。 「散沙雨!!」 剣を、相手に何度も突き刺す技。 ほぼ全部やってるからわかるんだよなぁ…。 それらを全部避け、あたしは背後に回る。 ついでに足を引っ掻けて転ばすことも忘れない。 「あっ!?」 「凝縮版、SLB♪ ずっどーん♪」 とりあえず死なない程度に威力押さえて、発射! 「うぁぁぁぁぁあっ‼」 悲鳴と閃光が消えたあと、そこに立っているのはあたしだけだった。 「勝者、シャル‼」 ナズナがあたしの名前を叫ぶ。
/1480ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1007人が本棚に入れています
本棚に追加