学校

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なんかよくわかんないんだけど、入って早々副隊長に任命されてたんだよ、あたし。 だから、ニーナさん以外はみんなあたしに様つけるんだよ…そんなに偉くないよ、あたしは…。 「よろしいですね、陛下」 上座で談笑中だった陛下に、ニーナさんは声をかける。 「うむ。二人ともナズナとユキヤを頼んだぞ」 「「御意」」 すげぇ…家族と談笑してても、こっちの話聞いてるんだ。 「…アキカも、学校いきたい」 あたし達の返事の後に、アキカちゃんがそう呟いた。 「アキカにはまだ早ぇーだろ」 「ナズ兄さま、なんで…?」
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