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「だらしがないですよ、兄さん」
「学校なんざだりーだろ…シャルの胸で癒されてぇ…」
抱きつかれそうになったので、拳骨を一つ落とす。
「いってぇ‼」
「セクハラ禁止ですよ、閣下」
にっこり微笑んでやると、押し黙った。
へたれめ。
「そういえば…シャル様は魔武器と使い魔はお持ちですか?」
「使い魔? 魔武器?」
あたしが首をかしげると、カナリアはキョトンとした顔になった。
周りの二人もそうだ。
「シャル様は、学校には…?」
あ、やばい。
ここの世界の人間じゃないってバレる。
常識がわからない。
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