王都

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「するかっ‼」 「しませんよ、閣下」 審判を勤めるナズナに二人ともつっこむ。 ニーナさんは某万条の仕手そっくり。 であります、とか語尾につけても違和感がない。 「戦闘区域だけに結界を張ります。二人とも武運を」 ユキヤがあたしとニーナさんを広範囲で包むように、結界を張る。 これでここ以外の被害はないだろう。 「それでは、貴女から来なさい」 レイピアを腰から引き抜いて、彼女は言う。 「いやいや、年長者からでお願いします。若輩者なもんで…」 チートな能力なのは、自分でもわかってる。
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