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それに私闘って禁じられてんじゃないの?
そんな感じでナズナを見ると、彼は笑っていた。
「いーんじゃね? まぁ、アンが負けるの目に見えてるけど」
「いいえ、負けませんわ❗ 貴方様の妻になるのはこの私、アンコール・トワネットですもの‼」
なんだその自信。
しかも、アンコール・トワネット…マリー・アントワネットの子孫かなんかか?
「鼻っ柱へし折ってやれ」
ボソッと、ナズナがあたしに言った。
「……いーの? 婚約者かなんかじゃないの?」
「んなもんいねーよ。あいつが勝手に言ってるだけだ。てなわけで、命令だシャル。あいつに勝て」
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