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新堂兄弟は先に生徒会専用のスペースに行ってしまったようです、それなのに片桐君は待っていてくれたのですね。
「そういった優しいところ、私は好きですよ?」
「えっ/// きゅっ、急にど~したのぉっ 優しい? どこがぁ~?///」
照れてますね・・・可愛らしい。
「もっ、も~早く行くよぉ~」
「あっ、ちょっと待ててください、何処にいますかね・・・っと、居た」
誰を探していたかって? 同室者君ですよ、ほら、あちらで騒いでいる
ニコーッ(毎回毎回お疲れ様です)
「キャーッ佐々木副かいちょ~カッコイイ~」
(そっちもお疲れ様ー 煩いでしょ)
ニコーッ(いえ、平気です。 それよりおにぎり、いかがでしたか?)
「やばあ~い///こっち見て笑っていらっしゃるぅ~ 今日ラッキーだよ~」
(うまかったうまかった、ごちそーさん。 今日の晩御飯何~?)
ニコーッ(ハンバーグの予定ですが・・・)
「キタああああああああああああ!!」
?!?!
突然の同室君の叫び声に周りがざわめいた。
「隊長?!どーしたんですかっ?」
同室君、実は生徒会副会長親衛隊隊長という肩書きを持っているんです。
いわゆるカモフラージュというやつですね。
「あっ・・・いやあ、今の副会長凄くかっこよかったのぉ~ ・・・みんな行くよぉ~」
(ごめんーまたあ とで)
「???変な隊長・・・」
「もっと見ていたい・・・」
・・・ふう 私も行きますか、って
「まだ待っていてくれたんですか」
会計君が頬を膨らませながらこちらを見ていました。
「お~そ~い~ 本当にいっちゃうよぉ~」
この人本当にチャラ男ですか?
とても健気なんですけれど
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