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なにもない。
生きているけど、意味がない。
心は空っぽ。
頭は考えることをやめた。
なにもないから心を痛めることもない。
そんなつまらない人間になった。
こうすることでしか、崩壊していく自分の心を守れなかった。
光はない。
希望も未来なんて言葉も、今のわたしには存在しない。
なにも考えたくない。
今は。
今はただ、崩れ落ちないように必死でこの場所に立ち続けることだけを想って、今日という日を乗り切るために、こんなにも小さな白い錠剤に自分を預けるの。
気持ちは落ち着いて、なんとか笑えるようにはなるけれど、空っぽの心にはなにも響かない。
なにも。
なにも。
また明日がやって来る。
今日よりもマシな明日ならいいのに。
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