転生

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暖かい そんな不思議な感覚に陥り、ゆっくりと目を開ける 「ぐひひひひ、ルリたんすべすべだお」 変なおじさんが私の腕をなでなでしていた 「……変態」 「ぬ、何!?、起きていたのか!?」 変なおじさんは驚いた顔をするが腕を撫でるのはやめなかった さっきまで動かなかった体が簡単に動き、体を起こす 周りを見渡しても白ばっかりで、今まで見た事も無い場所だった 「ぬふふふふ、心底驚いた顔をしておるな」 「此処……何処?」 「聞いて驚け、此処は神の間じゃ!!!」 「……」 「あのやめてください、マジなんですこれ、マジで神の間なんです此処」 何をそんなに焦っているのかわからないけど、一番にそのベタベタ触るのをやめて頂きたい 「私……死んだの?」 「うむ、しかしじゃ、余りにもルリたんの人生が酷すぎる物でな、わしがルリたんを新しい世界に転生してやろうと思うのじゃ」 転生 なんて嫌な言葉なんだろうか また、あんな辛い人生をやり直さないといけないなんて
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