~レミ~

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今日も上を見れば目がくらむほど輝く太陽。 いつもとかわらない通学路。 人通りの少ない路地。 同じ時間にくる新聞配達のオジサン。 そして毎日近所のお婆ちゃんにかけられる 「あら、レミちゃん!おはよう!」 この言葉。 「おはようございます。」 愛想笑いで返す。 1日の学校がいつもとかわらず終わってまた同じように帰って行く。 ふとつぶやいた。 「こんなつまらないところにも何か事件があれば良いのに」 この一人言が、私の恋の始まりだった。
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