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「キ…キラ…?」
ホテルに着き部屋に入るなり俺はキラに押し倒されていた…
俺は食事をしたり…語り合ったり…そんなのを期待したんだが……
「アスラン…好きだよ」
甘く囁かれるキラの声…
た…確かに俺も好きだけど……急にこれはなくないか?
久しぶりに会ったのに……
不安と困惑が顔にでたのか…キラの表情が曇る…
「駄目…?アスラン…僕のこと…嫌い?」
不安そうな顔で聞いてくるキラ…
「違うっ嫌ってない……久しぶりに会えて…ゆっくりできて…幸せだけど…」
心の準備ができてないっ……
「僕はずっと…アスランが欲しかったんだ…もう…我慢できない……」
真っ直ぐに自分を見据えるキラの目
逃げられない……
「あのさ……せめて…シャワー…浴びさせて…?」
ふるえる唇でようやく言葉を紡ぐ…
心臓が壊れそうなくらい高鳴る……
自分でわかるくらい顔が熱い…きっとキラから見たら真っ赤になってる……
そんな恥ずかしさに…俺の頬は更に熱を帯び…
僅かに目に溜まった涙を見られたくなくて俯く…
「わかった……待ってるから…僕本気だからね…アスラン…」
そういって、柔らかく笑い優しいキスをくれる…
シャワーを浴びながら必死で胸の高鳴りと不安を押さえる………
でも…その不安は押さえきれなくて………
胸の高鳴りは相変わらずで…………
俺は浴室から出れないでいた………………
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