永久に(side:A) ~キラアス:アスランサイド~完結

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  「んっ……」   どのくらい経ったのか…俺はゆっくりと目を覚ます…   「おはよう…アスラン」   キラの声に視線を向けると穏やかなキスが降り…   「おはよう…」   まだよく冴えない頭でとりあえず返事をする   「可愛い……」   プッと小さく吹き出しキラが笑う…何がおかしいのだろう……   少しずつ靄が晴れるように…頭がすっきりしてくる…   えっと…キラと…旅行に来てて…そして昨日キラと………   キラと……!?……///   昨日の出来事に頬を染め…俺は慌てて布団に潜り込む… 恥ずかしいっ…   「アスラン…出てきなよ……ねぇ…顔…見せて?」   俺の態度にキラのからかうような声が響き…   布団のバリケードはいとも簡単に破られる…   「そんな顔しないで…また襲いたくなる…」   そんなキラの一言… 俺は心臓が止まりそうで…真っ赤になってキラをみた…   「ばかっ…そんなにしたら…死んじゃうから……//」   と軽く抵抗する…   「……だから…その顔でその台詞は反則だって…///」   そういってキラはまだ甘さの残る柔らかな笑みを浮かべ俺に顔を近づけキスをくれる… 「んんっ…キラ?」   深く口づけをされ…俺たちは再度身体を重ねた… そう…何度も抱き合い…キスをし…相手を感じた…   何度も…何度も…      「ねえ、アスランっいい加減に機嫌直してって…」 「………💢」 初めてで何度も身体を重ねたせいか…痛みと脱力で完全に動けず、キラに肩車されたままホテルを出る羽目になった… これが怒らずにいられようか… 恥ずかしさに黙ったまま…俺はキラをみた… そんな俺に気づいたのか、キラは足を止め 「好きだよ…アスラン」 と告げてまた歩き出す… それだけで嬉しくて… 許してしまって… かなわないなぁ…と思う… 「俺も好きだよ…」 そう心で呟く… 聞かせてやらない…簡単にはね 僅かな意地と…プライドにかけて… でも願わずにはいられない どうか…この幸せが永久にと…
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