永久に(side:K)※キラアス:キラサイド~完結~

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ホテルの部屋に入るなり…僕はアスランを押し倒した…   「キ…キラ…?」   翡翠の目が見開かれる… 幻滅しているのだろうか…でも…もう止められない…   「アスラン…好きだよ」   精一杯の言葉… 偽りなど無いけれど…   アスランの表情が曇る……   不安が頭をよぎり…   「駄目…?アスラン…僕のこと…嫌い?」   不安が隠せない…   「違うっ嫌ってない……久しぶりに会えて…ゆっくりできて…幸せだけど」   嫌がってない……嫌ってない… 僕といて…幸せ…?   嬉しさがこみ上げる…それと同時に押さえきれないほどあふれ出す欲望…   アスランが欲しい…   「ぼくはずっと…アスランが欲しかったんだ…もう…我慢できない……」   まっすぐに相手を見ると明らかな動揺が広がっている   嫌われたくない…ずっと良い人をやってきた…でも…欲しいと思ってしまった…   藍色の髪も…翡翠の目も白い肌も…甘い声も… 僕だけのものにしたいと…   「あのさ……せめて…シャワー…浴びさせて…?」   アスランの声が震えているのがわかる…   相手の顔が真っ赤にそまっていく…耳まで… 可愛い…   「わかった…待ってるから…僕本気だからね…アスラン…」   本当はいますぐにでも押し倒したい… この腕に抱きしめて…キスをして… でも… うっすら目に涙を溜めるアスランを見て僕は優しくキスをした… アスランが風呂に入っている時間を長いと感じながらも、これから起こるであろう出来事に胸を高鳴らせ…押さえるのに必死になっていた
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