永久に(side:K)※キラアス:キラサイド~完結~

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時間が経つのがやけに長く感じる… たかが数分が…何時間も経ったかのように…   何度も足を組み替え…ベッドに寝たり起きてみたり… 落ち着かない…   ふと時計に目をやると一時間をとうに回ってる…  いくらなんでも…おかしい…   「アスラン…大丈夫?」   遠慮がちにドアを叩く…  「あ…あぁ…大丈夫…」   一時間聞かなかっただけで…その声は愛おしくて…何処か儚げで…   「……僕…待ってるから…アスランが…受け入れてくれるの…待ってるから…」   相手の不安がわかったから…精一杯の落ち着いた声を出す…   でも本当は…今すぐ押し倒したくて…… すぐにでも欲しくて…   声だけで…欲情して… やばい……たちそう……   「アスラ……」   ドアをあける音が聞こえ振り返り…言葉を失う…  まだ濡れた髪…蒸気で僅かに染まった頬…… 浴衣の上からでもわかる身体のライン……    あまりに綺麗で…色っぽくて…思わず生唾を飲む…   「キラ…お待たせ…キラも入って……」   我慢なんてできるわけがない… もう待てない…   言い終わらないうちにアスランを抱き上げる…   「き…キラ!?」   驚いたアスランの顔… でも構ってられない…   相手をベッドに降ろし上から覆い被さる…… 「アスランが…悪いんだからね…こんなに僕を欲情させて…」 綺麗なアスラン… 何者も寄せ付けない凛とした態度… まるで聖者のように清らかで…… でもその身体を汚したくて… 深く唇を重ね舌を絡めると甘い喘ぎが上がる… 「んっ…あっ…キラっ…」 僕はその声に欲情した……
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