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「貴っ様~っ💢」
今日も姿を見せると開口一番で貴様呼ばわり………
今までろくな呼ばれ方をしたことがない…
そんなことだけで胸を痛める自分が情けなくて…
俺は彼の言葉を、暴言を軽く無視する…
すると当然また怒る…
日々繰り返されること…
当たり前の日常……
作り笑いがうまくなって…
感情をさらけ出すことを忘れた
元々感情的になれない性格なのかもしれない…
一歩外から観察する癖が俺にはある…
だからこそ正面から堂々と物事を言うイザークに惹かれるのかもしれない…
裏表のない性格は疎まれもするが、その容姿と自信、そして何より実績が伴うことからイザークは隠れて人気があるようだった………
そんなことに少し嫉妬してしまう自分を嘲笑う日々………
ため息が増える度、ニコルやラスティー達に心配をかけた
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