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お互いが気持ちを伝えあい恋人になってから…どのくらいの月日が流れただろう…
アスランはふと隣で眠る愛しい人の髪に触れた…。
真っ直ぐで綺麗な銀糸の髪。
「ん……アスラン?」
不意にもぞっと動く相手に慌てて細い指を髪から離すとばつの悪そうに笑い
「ごめんね…イザーク…起こした?」
「いや…眠れないのか?」
そういってイザークはアスランをその腕に抱きしめて背中を2~3度ポンポンと叩いた。
まるで赤子をあやすように…。
子供扱いされているのに、なぜこんなに落ち着くのだろうとアスランは思う…
自分の体を覆う力強い腕…
こんなにも安らげる…
きっと後にも先にもこの人だけ…
そんなことを思いながら愛しさを込めてキスを落とし、暖かな胸に抱かれて眠った…
彼の心音と暖かさを心地よいと感じながら…
~fin~
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