第3章 逃亡

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とりあえず、俺は、自分の部屋に帰ることにした。 俺は、ぼんやりと今日あった事を思い出しながら来た道を引き返していた。 ふと、何か後ろに気配を感じて後ろを振り向くと、黒くて丸い物体がたくさん近づいて来るのが見えた。 最初500円玉位の大きさに見えたが、どんどん近づいてきたそいつらは、バスケットボール程の大きさになり、しかも、たくさんトゲが生えていて、まさに、巨大なウニのようだった。 とにかく俺は自分の部屋へと向かって走る事にした。 あいつらはどんどん近づいてきた。 「このままだと背中を刺される…」 一瞬、そんな事が頭に浮かんだ。 しかし、まさに間一髪のところで、俺は30番地とこの世界の境界のラインを突破した。 そのためか、そのラインを越えては、奴らは追っては来なかった。 俺はそのまま部屋へと急いで戻ったが、疲労ためか、そのまま眠ってしまった。 第4章へ続く
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