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男子生徒がぼやいていると横で苦笑いしていた女子生徒が頷いて同意した。
「グッド教官って、基本やる気とか真面目さが皆無だからね。でも刀を手にしたら別人みたいに凄いのにねぇ…アレンも戦闘に関しては憧れてるでしょ?」
アレンと呼ばれた少年は、焦げ茶色の髪の毛を無造作にセットし身長は170センチ程度で、まだあどけなさが残る幼い顔をしていた。
アレンは声がした方に目を向けると、軽くウェーブのかかったバイオレットの髪を肩まで伸ばし、こちらも幼い顔の可愛らしい女の子が立っていた。
身長は…本人が気にするほどに小さい。
「まぁね。同じ刀使いだし、この前の試合見学の時は流石だなと思ったよ。なんたってグッキーの剣術の腕前はこの王国随一だからな。
相手を一瞬にして気絶させてたし…戦ってる時はカッコいいんだけど…笑うと…な。
ミルカは?憧れの教官はいるのか?」
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