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ミルカが輝いた目をアレンに向けると
「アレン、カレーライスをゲットしてきて!」
言われたアレンも目を輝かせたまま腕捲りをして頷いた。
アレンとミルカが人混みをかき分けて腕相撲をしているステージに辿り着と、そこには主催者であるバーモントの店主と腕相撲の相手であろう人物がいた。
アレンとミルカはその相手を見た瞬間血の気が引いていくのを感じた…。
その相手とは、オーガと呼ばれる亜人で頭には角を生やして鋭い眼光を放ち、口からは牙が見え、体躯は有に二メートル以上はあり、とにかく 筋肉が半端なく凄い!!マツコなデラックスさんの脂肪を全て筋肉にしたらこんな感じだろう!!!
腕力は言うまでもなく強力で、鍛えている人間の軽く30倍はある。
涙を浮かべたアレンとミルカは声を揃えて
「「卑怯だぁぁ!!」」
2人が不満を叫んでいると、直ぐ後ろから声がした。
「オーガを倒せばカレーライスが食い放題とか…グフ♪いっちょやりますか~♪」
オーガという絶望を目の当たりにして、尚やる気マンマンの声に反応して2人が振り返ると、そこにはヨダレを垂らした少年が立っていた。
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