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ボブ君が凄まじい形相で必死になっているのに対して、片やラークは全然力を入れている様子もなく、ボブ君を軽くあしらっているという状態で腕相撲勝負は膠着していた。
そんな光景が一分程たった頃、事態は急展開を迎えた!
なんと、ボブ君が体から強力な魔力を放出し始めたのだ!その影響で大気は震え、強風が吹き荒れ、雷鳴が轟いた!
鬼族であるオーガは腕力もさることながら魔力も人間のそれとは比べ物にならない量なのだ。
観客や主催者が悲鳴を挙げているなか体外に嵐のような禍々しい膨大な魔力を放出しているボブ君がラークに怒り狂いながら叫んだ!
「ユーは本気でミーを怒らせたメーン!!ミーの魔力で増幅したマッスルヒートでくたばりやがれメーン!!!」
練マザファッカー!!まぁいいや。
ボブ君は魔力によって強化された腕力にものいわせ一気に勝負を掛けた。
ラークがこの状況にニヤリと笑うと不敵に言った。
「そうこなくっちゃ♪」
そして、辺りは凄まじい魔力の熱気と光に包まれ何も見えなくなった!
そして… ボキッ!!
「アァウチ!」
「ありゃりゃ…」
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