1人が本棚に入れています
本棚に追加
…だいぶ、コレにも慣れたけど…慣れたけど、やっぱ驚く。
はあぁ。深くため息をつき、身支度をするため動き出した。
今日も天気は晴天。
青い空。そびえ立つ入道雲。静かに浸透するように鳴くセミの声。強い日差し。濃く地面に映る影…。
どれをみても、正しい日本の夏って見本のような一日。
私はそんななかを友達や家族と過ごす。
時々、良成君のことを想いつつも。
……彼もこうやって、私のこと想い出してるのかな。
だといいけど……違ったら、どーしよう…。
「あほか。どっちに発想向けてんだよ」
…ああ、もう夜なのね…。
醒めた目と頭でそう呟く。……声に出さずに。
「なにで時間を認識してんだ。失礼な奴だな」
「…悪かったわね。高崎君=夜中って図式が出来上がっちゃったみたいな感じで」
最初のコメントを投稿しよう!