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すうっと身体が冷えるような、睡魔に襲われた時のような身体感覚…と思ったら、へんなところにいた。
「…もうちょっと、こう…いい表現できないわけ?」
むっとして、側に居る高崎君を睨み……あれ?
「…誰?」
「ん? ああ、わかんないか」
人のいい笑顔。見たことあるけど…あの子は小学生レベル……。
「…いちいちカンにさわるなぁ…ま、いーけど。俺、高崎ね。これが本来の姿。小学生レベルな姿は真理にあわせたわけ」
「そ、そう……」
イキナリ二十歳前後の男性が側にいて、固まってしまった。
高崎君だとわかって安心するものの……。
なにか今までのような気楽さが出せなくて、自分でも戸惑っている。
「じゃあ、行こうか」
「えっ?! どこへ…。え? ええっ!? 何、ここ? どっ、…どーなって……」
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