プロローグ

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………何か、違う気がする。 何故か、そう思う自分がいた。 俺は、この碧島へ来る以前の記憶がない。 まるで、『気付いたら此処に居た』 もしくは『元から此処に居た気』さえする でも、ふと思う。 何かが違うと。 いまだにどうしてか分からないまま時は過ぎて行く。 『……アキラ、おいアキラ …何を不毛な思考をループさせている』 シキの言葉に我に返る。 考えても仕方ない。 分からないものは分からないし これは、調べようもない そうだ、止めよう。 ……でも、それで良いのか…? モヤモヤした感じが何か気持ち悪い。 でも、職場に着いたから気持ちを切り替えて忘れる事にする。
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