放課後、僕は戦場に居ました

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僕の名前は吉井京介、市立赤城工業高校に今月入学した高校1年生だ。 中学では3年間陸上部だったんだが結果が残せず、高校では陸上はやらない気だ。むしろ部活もする気がない…正直言って高校で何がしたいかも分からない……それが僕だ。 「京介~!一緒に帰ろ~!」 「美香…頼むから校門の前で大声で人の名前言うのやめてくれ、恥ずかしいだろ!」 彼女は宮崎美香、僕の幼なじみで幼稚園から学校が一緒の腐れ縁で、いつも元気かつ美人でクラスの人気者、幼なじみじゃなかったら彼女にしたい位だが、性格と容姿が幼いため妹みたいな存在になっている。 「だってぇ~元気出した方が気持ちいいじゃん!」 「お前ホント昔から変わってないよな…」 子供の時から変わらない若々しい(色々な意味で)幼なじみの横で下校しようとする僕は深いため息を付いた… 「ところで京介は部活にはもう入ったの?」 「いやまだ決めてない、美香は?」 「私わぁ…京介と一緒の部活がいいなぁ…」 なんでそんなにおどおどしてるんだ?てか微妙に顔赤いぞ!?風邪か?そんな事を思い美香に話し掛けようとした時だった。「そこの2人!部活を探しているのかね!?」 後ろから女の子が喋り掛けてきた。
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