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未来の後輩
※本編より移動。進級したときの話を書くとき後輩として登場させたかった子達の話。書くかわからないのでこちらに保存。
龍さんのやきそばを食べる藍と慧を待つ間、暇だった類は少しだけ近くを見てくることにした。
ちょっと歩いたところでいきなり出鼻をくじかれる。
向こうから走ってきた人が目の前で顔から盛大に転けたのだ。
?「痛い…」
自力で上半身は持ち上げたようだが座り込んだまま動かない。
背も小さいし見たところ自分よりだいぶ年下なのは明確だった。
それに相手は女の子。
『女の子には優しくな』と慧からも言われてきたので仕方なくしゃがんで声をかけることにした。
類「大丈夫か?」
?「あっ、えっと…」
その子は類の方を見たが、他人と話すのが苦手なのか口ごもる。
類「大丈夫なら早く立った方がいいかもね、邪魔みたいだから」
?「あっ、えっ、はいっ!」
類の言葉を受け周りをキョロキョロすると状況が把握出来たのかその子急いで立ち上がった。
類も一緒に立ち上がる。
?「あ、あの、すみませんでした…」
類「別に俺に謝ることでもないと思うけど」
?「あっ、いや、その…」
類「ところで、一人で来たの?」
?「いえ…」
類「じゃあその人呼んだほうがいいんじゃない?もしくは誰かの迎えならその人でもいいけど」
?「誰かの迎えとかじゃなくって、この学校にするかどうかの見学で…」
類「入学前の見学?もう少し大きくなってからでもいいと思うけど。それから知ってるかとは思うけどここ男子校だから女の子は入れないし。それより女子一人で歩くのはいくら学内だからって危ないかもしれないし、早く連れ探しなよ」
そこまで言い切りもう一度その子の方を見れば、珍しく類が親切に言ったというのに何故か怒っているようだった。
いつもより気を遣って疲れたのに感謝はされても、何故怒られなければいけないのかと考えていればその子が小さく呟く。
?「……は…こだ…ん」
類「は?」
小さすぎて聞き取れずに聞き返せば、今度は怒鳴るように言われる。
?「僕は男だもん!」
それだけ言うとその子はすぐに類の隣を通り過ぎていった。
類(どこの世界にピンクの蝶柄の浴衣を着て、目に涙ためながら男だって訴えてくる奴を男だってわかる奴がいるわけ…)
類がそう思いながら振り返ればまたしても転んでいる。
龍さんの屋台の前だったので屋台にいた四人が声をかけていた。

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