それでも愛してる。

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――数年後…―― 「英明ーこれ日に当てていいやつ?」 住宅街の一戸建てを花屋と住居にリフォームした店先で優は店の奥にいる山越 英明に声をかけた。 「優くんそれはあまり日に当てちゃ駄目だよ~」 店の名前は〈はな便り honey〉 「なんだよ~ここの方が見映えすんじゃん」 優は口答えしながらも英明がここにしてくれる?と、指を指した場所に置いた。 そしてフローリストに着けた懐中時計を見て、 「やべっ、英明ー配達に行ってくるよ~」 「いってらっしゃい」 見送る英明の頬に優はチュウっと音をたてキスをした。
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