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「....なぁ。」 既に夕飯は終わって。 会話のない時間だけ過ぎて... ふいに、たけしが声をかける。 私は、視線だけで応える。 それが気にいらない、たけし。 「....返事できねーの?」 ....それが嫌なのに。 「何?」 仕方なく返事をする。 その空気は…。 家のリラックス出来る雰囲気ではなくて....。 何で、同じ空間にいるのか。 積み重ねた違和感が、 スレ違いが重なった時間が、 溢れ出そうに、 それでも、そのフチに留まろうと グラグラしてーーー。
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