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「...っ。....はっ。」 オレンジ色の明かり。 熱を帯びた…吐息。 「...っ!...好きだよ、雪奈っ」 「.....う...うっん。 ....あ、あたしもっ....たけ..しがっ」 ........あー、演技した。 優しい、優しい、たけしの瞳。 私を抱きしめる、強い腕。 わかってる。 たけしは、私を好きでいてくれる。 私も、たけしが好きだ。 偽りなんて、そこにはない。 「雪奈っ!!はっ....」 ふわり、ふわり。 重なるーーー。 二人の熱ーーーー。 あたしたちは、 愛し合っていたんだ。
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