闇と光

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この部屋にいる全員がざわめく。 当たり前。 私が彼らの立場だったら信じられない。 言った奴の頭を心配する。 「この人、頭平気?」 童顔の男の人がつぶやく。 言われるとは思ってたし、 信じてもらえるなんて 甘いことは考えてなかったけど・・・ 改めて言われるときついな。 沖「僕は信じますよ。」 優しい笑顔で私に微笑みかける沖田さん。 うれしくねーーー。 なんでか知らないけど 全然嬉しくない。 あぁ、わかった。 こいつ・・・ 馬鹿にしてやがる。 桜「アリガトウゴザイマス。」 沖「なんでそんな片言なんですか?」 ふいと僕から顔を背ける彼女。 朝のこと根に持ってますね。 本気で信じてるんだけどな。 嘘をついていない目をしてたから。 土方さんはどうでるか。 土「もし、それが本当なら証拠をだせ。」 証拠・・・。 桜「巾着!!!」 幹部達の頭に?マークが浮かぶ。 沖田さんを除いて・・・。 桜「あなた、持ってますね。」 沖「持ってたんですけど、 どこに置いたか思い出せません。」 桜「思い出してください、変態さん。」 沖「変態さんって誰のことです?」 桜「あなた以外にいるんですか?」 お互い真っ黒な笑みを浮かべながら話すその光景に、周りの人はゾッとした。
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