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鼓動が早くなり、うまく息ができない。
そんな私の様子に気づかない先輩は、
私の髪をなでそのまま首の後ろに手を回し、
顔を近づけてくる。
その動作が・・・
いや、目が・・・
日本刀の男と重なった。
「いや!!!!」
とっさに私は先輩を突き飛ばした。
突き飛ばした私もバランスを崩して倒れる。
倒れた先は・・・
壊れたフェンスだった。
フェンスと共に落ちていく私。
不思議と怖くなくて、
自由になれる・・・そう思った。
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