闇と光

3/31
前へ
/99ページ
次へ
鼓動が早くなり、うまく息ができない。 そんな私の様子に気づかない先輩は、 私の髪をなでそのまま首の後ろに手を回し、 顔を近づけてくる。 その動作が・・・ いや、目が・・・ 日本刀の男と重なった。 「いや!!!!」 とっさに私は先輩を突き飛ばした。 突き飛ばした私もバランスを崩して倒れる。 倒れた先は・・・ 壊れたフェンスだった。 フェンスと共に落ちていく私。 不思議と怖くなくて、 自由になれる・・・そう思った。
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加