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『ごめんな』 『昨日体調わるくて』 『正直悠里にあまえたかったんや』 『悠里がもぉええならこれで終わりにするわ』 狡い...相変わらずこぃつは卑怯な男だよ だけど、私にはやっぱり突き放す事は出来なくて 『何でそうゆう事をその時に素直に言わないの? それで大事なもの無くすかも、とか考えないの? 離れて行きそうになったら、そうやって袖口引っ張るみたいな事言うなんかズルイよ 私の気持ちちょっとでも考えてよ』 『どうして私に甘えたくなるのか 何で私とエッチしたいと思うんか 何故見たら連絡したくなるのか 理由はりょうが一番わかってるんじゃないの?』 私の事が好きだから...だから、何かにつけて連絡してくるんだと思ってた この時もまだ私は、とんでもなくおめでたい事しか思ってなくて 全ては自分の都合のイイ考えでしかなくて りょうがホントはどんな男なのかも知らずに ただ、りょうの言葉を丸ごと信じてた...いゃ、信じようとしてた 私はいつまでたっても、底知れぬ都合のイイバカだったんだって事を まだこの時も、全然分かってなかった
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