序章 白む月を見上げて

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……神様って不公平よね。 普通に学校に行って、普通に友達と遊んで、普通に恋愛して…… 私はそんな日常が欲しかった。 退屈な日々くらいが丁度いい "人より特別"なんていらなかった 私は"人"になりたかった ……………… ……この"紅い目"も、常人離れした身体能力も、異様に白い肌も、何もかも……私にとっては"疎ましい"だけで……
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