第一月 ここから始まる物語

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階段を降りリビングに入ると、既に二人分の朝食が用意されていた。 ベーコンエッグとオニオンスープ、そしてバケットに入ったロールパン×2つが俺の前に上に並べられている。 一方姉さんの所にはカップに入ったオニオンスープと食パン1枚。 凛「おはよー姉さん…って、朝食そんだけで足りんの?」 率直な疑問を質問という形で口にする 俺ならいくら朝とはいえ絶対あれだけじゃ足りないと誓えるな、うん。 蘭「足りるわよ。ダイエットってやつね」 凛「食っても太らない体質の人間が何言ってんだよw」 話しつつも俺は目の前に並べられた朝食をどんどん平らげていく。 自慢じゃないけど早食いなんだよね、俺は 蘭「女の子と言うのは体質関係無くダイエットに励むものなのよ?…それより本当に食べるの早いわね、喉詰まらせるわよ」 凛「大丈夫、だいじょっ…ブフッ!ゴホッ、ゴホッ」 蘭「ほら見なさいな。全く落ちつきないんだから…」 慌ててオニオンスープを喉に流し込む むせた反動で軽く目が涙ぐんできた
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