歌姫の仕事事情

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一族が壊滅した。 キルシュにとって、かまわなかっ た。自力で脱出していなければ、 打ち首にされそうだったあの家を 失ったのは転機だとキルシュは思 った。 「やりますね…蜂鳥さん達は」 「全くだ」 ハブメルは呆れ、ミュウは頷いた 。 流石、異端児組織。 やるスピードが違う。 「町にお前のポスターが貼り出さ れたらしいな…で、近々の予定は 」 キルシュに聞いたハブメル。 それにキルシュは静かに答えた。 「颯人…を探します 今度こそ…守りたい」 「つまり次のコンサートで一時休 止か…」 ミュウのまとめにキルシュは大き く頷き、ペンダントを握りしめた 。 「ハブメルは器用ですね そっくりです…ペンダント」
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