4人が本棚に入れています
本棚に追加
未来。
そう、未来だ。
とある豪勢な楽屋で少女は息を吐
いた。
「ずいぶん人気だね キルシュ
いや、キルリ上官」
「イヤだな…まさか歌姫になると
は思わなかったよ」
名を呼ばれたキルリ否、キルシュ
が苦笑しながらミュウに言った。
キルシュの隣にいたハブメルは頭
を掻きながら全く変わらない態度
でキルシュに告げた。
「歌の時間だ
スタンバイしてこい…キルリ」
その掛け声にキルシュは立ち上が
り、衣装を翻して出ていったのを
2人は見ながら言った。
「高嶺の花ってので肝心な人に避
けられなきゃいいが」
「同感」
最初のコメントを投稿しよう!