歌姫の仲間事情

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キルリがジャズを歌ったり、ハブ メルやシロやクリームがシェイカ ーを振るい、モーゼや恋々やニー ナや美津島が料理をふるまったり 、時には交代でショータイムをし たりとにぎやかな大人なライブハ ウス。で、有りながら親子連れも 多く、オレンジジュースの類いが 常備なこれまた珍しい形となって いた。 10代はキルリだけで、他は20代と 大人。それに怒ったキルリに八つ 当たりをもろに喰らったハブメル は哀れとしか言えない。 「いまだに弁慶の泣き所が痛いよ クリーム」 「よーしよし ハブメル、あとでお兄さんが湿布 したげよう」 そんな会話を繰り広げる毎日。 ふと、見ればキルリは生き生きと 歌っている。変わらずスイッチの 切り替えは出来るようだ。
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