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相手は一組の鬼と見えた。
キルリは無視して去ろうとすれば
捕まれた。
しかも、相手は武器を持っていた
。
「放してください!」
キルリが言うも通じない。
捕まれた手が熱い。相手は火か…
相性が悪いが…やらないよりまし
だ。
「氷柱…落とし」
太く長い氷柱が1人を貫いた。
もう1人が驚く中、キルリは唱え
た。
「氷に切られろ…氷刃」
チェンソーの様な氷の刃が相手に
飛び、呆気なく相手は事切れた。
「雪女に触れないでください」
そして、キルリはその場を後にし
たのだった。
後にこの事が公に出たのは3日後
で、凶器のない殺人として新聞の
一面を飾った。
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