歌姫の休暇事情

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「書いてる時、好きだよ… 唯一思い出に浸れるから…それ以 外だと…涙が止まらなくて…不安 定だな…自分ってなる」 ギターをチューニングしながらキ ルシュがそう言った。 実際、キルシュの歌は号泣ソング と言われている。 ファンレターにも泣いてしまった と来るくらいだ。 「応援ソング…苦手か?」 「違う…書けないんだ 応援ソングが。ひとつも浮かばな い」 苦笑して言ったキルシュ。 問題2はキルシュがラブソング以 外書けないことだ。
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