第一章

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「ウッウッーウマウマ」 コンビニの帰りに買ったポッ○ーをつまみ食いしている一人の青年 青い半袖ワイシャツに黒のズボンの夏服制服を着た黒髪短髪で童顔なため中学生に見える青年は見晴らしのいい道路で一人信号待ちをしていた 青年は別にルールをきっちり守る奴ではなく 夏の早朝の涼しい風にもう少し当たって居たいと思ったからわざわざ赤信号で止まっている訳だ 理由がなければ赤信号なんて無視して突っ切っている 「ん、いつの間に青になってたし…」 人が居ないからここぞとばかりに独り言を呟き車を目尻にポ○キーを貪る 早朝とは言え車は時折行き交う しかもほとんど人や車が居ないから猛スピードでだ 見渡しもよく人が居ない故に早朝から事故があるこの辺り 例外に漏れず歩き出した青年の右側からトラックが突っ込んできた 青年に気が付いた運転手はハンドルを切るも横転 差ほど青年との距離は無かった為に気付いた時には青年の目の前に横転したトラック あぁ…ポ○キーまだ食い尽くしてないし、つまんない人生がやっと終るのか そんな思考と共に青年の意識は途絶えた
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