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梓弦
「まず結論から言うと、その鬼とは特殊な訓練を積んだ人間のことだよ」
小鈴
「そうだったの。ならこの本はきっと私と同じように勘違いしていたのね、その鬼を見て逃げ出したから」
梓弦
「そうかもしれないね。けどそれも仕方ないかな?その鬼は『変身』することによって魔化魍と戦うから」
小鈴
「妖術使いってこと?」
梓弦
「その解釈で合ってるよ。鬼は全国に散らばっているけど、一番有名なのは関東十一鬼だね。鬼は式神を操れるから、それで魔化魍を捜索して退治する……それが、鬼の仕事だったのさ」
小鈴
「まるで霊夢さんみたいね。他には何か知ってるの?」
梓弦
「いや、鬼についてはそこで打ち止めかな。(音撃については鈴ちゃんに話さない方がいいからね)」
小鈴
「残念だわ。また機会が合ったら何か話してくれる?」
梓弦
「勿論。……ああ、信濃の遺跡や硬貨を使って妖怪を産み出す錬金術の本があったら教えてくれる?」
小鈴
「聞いて、それをどうするつもり?」
梓弦
「見つかってから考えるよ、じゃあね」
響鬼の話。最後の二つはクウガとオーズです。
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