プロローグ

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地底の魔法使いこと東矢弦司と、俺を含めたライダー達がダークネスフルムーン……DFMを撃破したその夜、異変解決の記念に博麗神社で宴会が執り行われた。幻想郷住民だけでなく今回は月の民も異変に参加した為、他に類を見ない人数になっていた。 各自酒を呑み、騒ぎあっている中ただ一人俺は縁側の隅に腰を落とし星空を見上げている。見知った顔が極端に少ないのも原因の一つだろう。何故なら俺は…… ?「そこの貴方、お隣いいかしら?」 映介「……勝手にしろ」 ?「それじゃあ、勝手させて貰うわね」 そう言って着物姿の女が俺のすぐ横に座り、何かの蒲焼きを口一杯に頬張る。幸せそうな顔をした彼女はその串を一本俺の鼻先に向けてきた。 ?「貴方もいかが?中々美味しいわよ、夜雀が作った蒲焼きは」 映介「……頂く」 ?「どう?美味しいでしょ」 映介「大変美味であった……と言っておく」 輝夜「へぇ……あ、まだ自己紹介をしていなかったわね。私は蓬莱山輝夜。貴方は?」 映介「天崎映介。……呼び名は好きに決めてくれ」
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