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「いったいどうして・・・?」
「合同軍事演習にどうしても参加したいんだ!」
「少佐でも・・・」
「相手がアメリカだからこそ俺が自分の手で決着をつけたいんだ。頼む武君!」
「しかし・・・」
武が返事を渋っているという夕呼が市ヶ谷を見て笑う。
「あんた、そんな事言われてハイハイわかりました。なんて、言えるはずないじゃない。」
「わかっています。自分がどれ程身勝手な事を言っているのかは、しかし!」
「条件は同じよ。」
「先生!」
「副司令・・・ありがとうございます!」
「準備しなさい。」
市ヶ谷と厚木は自分の機体の所へと向かう。
「面白い事になりそうね。」
「厚木!俺たちの相手は武君だ。はっきり言って俺たちより強いぞ。」
「そんなに強いの?あの子がね・・」
「行くぞ!」
「任せて。」
「まりもちゃん。厚木少佐はどんな人物なんですか?」
「大陸で一緒に戦ったぐらいしか知らない。けど・・・」
「けど?」
「私より確実に強いわ。」
「わかりました気をつけます。」
「行くわよ白銀!」
「なんか、まりもちゃんやる気だな。」
「みんな見なさい。面白い戦いになるわよ~」
「副司令。市ヶ谷少佐は・・・」
「私が許可したの。だから問題はないわ。」
「しかし・・・」
「伊隅。まぁ、見てなさい。」
「武君とこうゆう形で戦う事になるなんて思いもしなかったな。」
「俺もです。市ヶ谷少佐。」
「手加減はしない。」
すると、市ヶ谷の撃震が動く。
「厚木いくぞ!軍曹を頼む!」
「了解。任せて!」
「まりもちゃん来ます!」
「わかってる!」
厚木の不知火の長刀がまりもに襲い掛かる。
「はぁぁ!」
まりももすかさず横に動く。
「なに?あの機動あり得ない!」
「武君また何か考えたのかい?」
「ええ。最新型のOSを積んでますから。」
「そうゆう事か・・・おもしろいじゃないか!」
「そうゆう事ね~」
「厚木少佐。本気でいきます!」
「ええ!狂犬の力見せてちょうだい!」
武の不知火と市ヶ谷の撃震が対峙してお互い銃を捨てる。
両者長刀を構える。
「武君いかせてもらう!」
「はい。喜んで!」
そう言うと両者は同時に動いた。
「こっちも盛り上がっていきましょう!」
厚木は笑いながらまりもの不知火に襲い掛かる。
「くっ!」
まりもは厚木の攻撃を回避するのに必死で反撃に出ることが出来ない。
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